むち打ちとは
むち打ちとは、「頚部(首)が振られたことによって生じた頭頚部の衝撃によって、レントゲンなどで異常は見られないが頭頚部症状を引き起こしているもの」をいいます。
つまり、事故により首に強い衝撃がかかり、首がむちのようにしなったことにより、首に痛みが生じてしまう頸椎捻挫、腰椎捻挫のことを指します。
交通事故でも最も多いのが、このむち打ちです。
確かに、起こりやすい症状ではありますが、「たかがむち打ち」と考えることはできません。
むち打ちで苦しんでいる交通事故被害者は大勢おり、痛みで朝起きられないとかあまりの苦しみに涙が出てくるという方もいらっしゃいます。
このように、人によっては酷い症状が出ることもあり、治療にも半年、または1年以上の期間を要することもあります。
よって、相手方の保険会社から、症状について「大したことがない」と言われても、そのまま鵜呑みにするべきではありません。
むち打ちは、首・肩・腰に痛みがあったり、手足のしびれが出たりする症状が多いです。
診断名では、頚椎(首の骨)捻挫、頚椎挫傷、腰椎(腰の骨)捻挫、腰椎挫傷、右肩痛などの診断名が付きますが、診断名は医師によって異なります。
治療先は、整形外科(病院かクリニック)、接骨院となるのが一般的です。
整形外科では医師が治療をし、接骨院では柔道整復師(接骨師)が治療をします。
これらの治療者は、いずれも国家資格を保有している方たちです。
治療先としては、その他、整体やカイロプラクティックなどもありますが、これらについては、保険会社は治療費の負担を否定してきます。
また、健康保険や国民健康保険を使用することもできません。
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